3メガ銀行まとめ
手始めに3メガフィナンシャルグループを見ましたが、いったん整理してみようと思います。
目指す姿 | |
MUFG | 世界に選ばれる、信頼のグローバル金融グループ |
MFG | 日本を代表する、グローバルで開かれた総合金融グループ |
SMFG | 最高の信頼を通じて、日本・アジアをリードし、お客さまと共に成長するグローバル金融グループ |
3社ともグローバルという言葉が入っています。やはり国内トップグループの金融機関として、ゴールは日本にとどまらず 世界と置いているということのようです。ただ、グローバルといっても多少 温度差があります。
一番グローバルにまっすぐなのはMUFG、次に 日本・アジアをリードと入っているSMFG、日本を代表するとしているMFGという順の温度感に感じます。
あと、意識をしているのかわかりませんが個人的にそれぞれ以下が印象に残りました。
MUFG:「世界に選ばれる」と、なぜか受け身の言葉から始まっています。
MFG:「開かれた」と、測り方が難しそうな ふんわりした言葉が入っています。
SMFG:下記の経営理念はシンプルですが、目指す姿は全体的に少し長い印象です。
経営理念:キーワード抜粋 | |
MUFG | 常に世界から信頼される存在 期待を超えるクオリティで応え続ける 共に持続的な成長を実現する 社会の確かな礎となる |
MFG | 常にフェアでオープンな立場 時代の先を読む視点とお客さまの未来に貢献できる知見 最高水準の金融サービスをグローバルに提供 持続的かつ安定的に成長 グループ一体となって貢献 価値を創造 豊かな実りを提供 |
SMFG | より一層価値あるサービスを提供 共に発展 株主価値の永続的な増大 社員が能力を発揮できる職場 |
顧客とともに安定的に・持続的に 成長・発展というのは共通していますが、他はそれぞれ特徴があるように思います。
MUFG:世界から信頼されることを1番に置いています。それに向けて期待を超えるクオリティで応え続けると、自らのハードルを上げているように見えます。自分たちを自ら追い込んで、成長していくということなのでしょうか。
MFG:ニュースになったこととかを背景にして経営理念を見ると、今の課題が透けて見えるような気がしてならないです。「常にフェアでオープンな立場」「時代の先を読む」「未来に貢献」「最高水準の金融サービス」「グループ一体となって」等、できていないからこそ 経営理念として掲げているような気もしています。
SMFG:以前にも書きましたが、非常にシンプルです。顧客、株主、従業員の3ステークホルダーに向けたシンプルなメッセージで、わかりやすいと思います。シンプルな分、それをどう実現するか 3年後や10年後の姿を規定することで、明確にしていっています。